製品を量産する際に使われる金型。この金型設計をするにはまず、お客様から製品データを頂き、構想図(基本設計)を設定していきます。この構想図が土台となり正式図面を完成させます。現在では3Dで金型設計を完成させてしまうので、今まで見えていなかった部分の不具合個所などが可視化できるようになり、金型製作時の効率をあげられています。完成した金型や生産された製品を見ると嬉しさがこみ上げてくるんです。
お客様から依頼された新しい材料または複雑な形状での金型構造の設計から製作、試圧の検討から製品量産時に起こる問題まで、お客様と一緒に考えて提案していく仕事です。
金型の試圧(トライ)で製品を作りますが、品質(寸法精度)確認で合格しなくてはなりません。
品質が合格するまで金型修正、試圧を繰り返し作業します。
部品データ(2D,3D)から、部品製作に必要な加工工程を設定していきます。
次に金型を使用する機械の大きさを決めていきますが、使用する機械はお客様でほぼ決定しているので
金型の大きさが機械に適正なのか確認し、問題なければ設計を仕上げていきます。
材料や購入品(規格品)は金型設計で決まっていますが、納品されるまでの日数を確認する必要があります。
納品日(日数)がわからないと製作日程計画が作れない、約束した納期を守れないなどの問題が発生してしまいます。
完成した金型部品を組み立てていくのですが、単品では問題ない部品でも組み立ててみると高さが合わない
他部品と干渉するなどの問題が発生することがありますので、その問題部分を仕上げ(修正)して組み立て作業を完成させます。
お客様との金型動作確認や金型規定に合格して完成となります。
金型を構成している部品製作には、さまざまな工作機械を使用します。
マシニングセンタ、旋盤、研磨機など複数の工作機械がなければ作れません。
また機械を自動運転するためのプログラム作成もあります。